が,まぁそもそも音楽ファイルを共有することを悪いこととする,前時代的な発想を根本から改めてもらうのがいちばんの解決策なのだがね。
quote:米国レコード協会(RIAA)はユーザーがもっている音楽ファイルのなかに,ネット経由で入手したことを示す証拠を裁判に提出,公開した。RIAAの調査は,ファイルのハッシュと,MP3のメタデータをネットで公開されていたものと同じであるか確認することで行っている。
がんばってるね,RIAAは(笑。ナップスターのときから共有されたり公開されたりしているファイルを収集し続けてきたとは,あきれて口がふさがらないよ。ユーザーを訴えるは8月中と云われていたがもう9月になってしまった。どういう理由かはわからないが,準備は万端でもあれこれ雑音がうるさいというところか。で,初心者を震え上がらせるには十分な記事の,ネットでの公開・共有ファイルとの証拠だけど,回避する方法は当然ある。
ハッシュは,簡単で手持ちのMP3エンコーダーでエンコードし直せばいい。ただし一部のファイル共有ツールではそのハッシュを手がかりに同じファイルと判断して複数個所からの同時ダウンロードを行うので,すぐに元のファイルを捨てるのはよいことではない(いまどきMP3を同時ダウンロードしたいほどの低速回線も少ないと思うが)。メタデータはほとんど再エンコードするときに再入力して上書きできるだろう。だが,メタデータはアーティスト名やアルバム名だけでなく,エンコードしたソフト名や指揮者名,翻訳者名などの入力欄もある。使用しているMP3エンコーダーで使わない項目は通常は空白になっているが,気になるようならタグ編集のソフトでチェックし,直すところは直してしまえばよい。
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